倒産速報

2017年2月27日付

(呉服)
東京 装いの道 株式会社 民事再生法申請
  負債 11億円
所在地 登記面本社:東京都千代田区有楽町1-5-2・東宝ツインタワービル
実質本社:東京都文京区湯島2-18-12・湯島KCビル5階
代表者 山中啓嗣氏ほか資本金 8700万円
業種 呉服小売・着付教室運営ほか 従業員 180人
年商 21億5000万円(27/12期)

14日、東京地裁に民事再生法の適用を申請、同日、保全管理命令が下りた(事件番号平成29年〈再〉第14号)。

申請代理人は、住田昌弘弁護士(東京都千代田区大手町1-7-2・東京サンケイビル25階、センチュリー法律事務所、TEL:03・3815・4130)。

監督委員には、長沢美智子弁護士(東京都千代田区丸の内3-31・新東京ビル225区、東京丸の内法律事務所、TEL:03・3213・1081)が選任されている。

申請時の負債は、債権者約170人に対し約11億円。

昭和39年8月設立。50年以上の業歴を有し、「装道(そうどう)」の商標できもの着付け教室を運営し、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡に常設教室を有し、現在全国に認可校約8,900カ所、生徒約数十万人(卒業生含む)を擁する国内最大手の着付け教室として展開していた。

また、教室に通う生徒等を対象に呉服、和装小物、関連教材等の製品を販売、定期的に催事販売を行うほか、オリジナル商品(和装小物等)の卸売も併営するなど、既往ピーク時の6/4期(その後決算期を12月末に変更)には年商67億3000万円、1億9373万円の利益を計上していた。

しかし、同期以降は同業者との競合などから教室の生徒数が伸び悩むようになり、和装需要の減退と相まって小売、卸両部門とも販売苦戦を強いられて売り上げは漸次後退、20/12期には年商約40億円にまで下落し、利益は経費削減等で黒字基調は堅持していた。その後も減収に歯止めがかからず、近時3期間は20億円台の年商規模で推移し、利益面は減収に伴って赤字の期が目立ち、過去の内部留保(自己資本)を食い潰す状態に陥っていた。

こうしたなか、今年1月に前社長で現代表会長だった山中典士氏が死去。現社長以下の体制で立て直しを進め、一部某和装関連企業の協力等を得ながら自力による経営再建を模索していたが、毎月の仕入等の決済資金の調達及び銀行借入金等の返済の見通しが厳しく、やむを得ず今回の措置を決断した模様。